インドネシア マヨネーズの味は??


2012.9.26

先般「インドネシア みそはどこで手に入りますか?」で書いたブログの最後に、バナナを味噌汁のような飲みものに入れて飲むと書きました。

 

日本から出てほかの国に行くと、猛烈にその国の料理を好きになる場合や、反対に絶対に受け入れることが出来ないものもあります。

例えばパクチーが入ったタイ料理などはもろに好き嫌いが分かれるでしょう。私自身好き嫌いはなく、たいがいなんでも食べることが出来ますが、やはり、バナナ入り味噌汁はつらいものがありました。

ところで最近、考えるのはたとえば外国に旅行し、その国のある料理を猛烈に好きになったが、日本では売っていない。もしくは売っていても本場の味とは程遠く、2回目の購入はないな・・・・。といった場合どうするかです。

今、日本の食卓ですでにメジャーになっているキムチやタバスコ、もしくはチーズなどといった外来品も最初は誰かが「これは絶対にいける!!」と思って輸入し、市場が拡大するにつれ、国内で生産をするようになり時間をかけながら浸透していったのではないかと推測できます。

日本における「キムチ史」や「タバスコ史」などの本があったらぜひ読んでみたいものです。

ところで今日の日経新聞で、「味の素、インドネシアで小分けタイプマヨネーズ販売」と言う記事を見かけました。

まだ私がLuboyo村に住んでいたころ、しばしばToko Kecilのマダムや隣のティニーさんがしばしば夕食をご馳走して下さるので何かこちらも料理をしておもてなしをしたいと考えておりました。

ハラルの問題(この章をご参照ください)があるので日本から持参した調味料等は使うことが出来ないため、現地で調達できる食材で何か日本料理のようなものを作れないかと考えておりましたところ、「お好み焼き」が候補に浮かびました。

小麦粉と膨らし粉はかろうじてPatiの街で売っています。ダシはJuwanaで煮干しのようなものが売っていましたのでそれでとります。具は適当にキャベツやその他野菜だけでもOK。

と、そこではたと立ち止まってしまったのがソースとマヨネーズでした。

相棒のイカサンにソースとマヨネーズは知っているか?と聞いたところ、聞いたことはあるが食べたことはない、とのこと。

ソースはKecap Asin(Kecap=ケチャップ Asin=しょっぱい)で何とか代用を試みることは可能ですが、マヨネーズは代用できるものがなく、どうしても探す必要があり町中をいろいろ探し回ったのであります。

ところがこのマヨネーズ、探せど探せど売っているところがなく、途方に暮れていたところ、偶然入った町はずれのIndomaret(現地のコンビニ)でやっと見つけることが出来ました。たしか韓国製、もしくは在インドネシアの韓国系食品会社製だったと記憶しています。当然ハラルマークはついていました。

ご近所にお好み焼きを配る前に、好奇心旺盛なイカサンとイカサンの妻がマヨネーズをねだるため、少し舐めさせたところ、二人ともひと舐め以上はせず、その後彼らは急速にこの調味料から興味を失っていきました。

イカサン曰く、これは傷んでるのではないか?とのコメント。たしかに購入したマヨネーズは日本のマヨネーズと比べるとあまりおいしいとは言えないものですが、それでも傷んではいませんでした。

その後お好み焼きをToko Kecilのマダムのところに持って行くときに、念のためマヨネーズはお好み焼きにかけず、パッケージごと持って行くと、マダムの御嬢さんが、マヨネーズのパッケージを見て、「これひょっとしてマヨネーじゃないの? アタシこれダメなんだよね~」とのこと。彼女は実はマレーシアに出稼ぎに出ていたのでPatiでは珍しくマヨネーズを知っていたのであります。ちなみにマヨネーズの最後のズはインドネシアでは発音せず、「マヨネー」になります。

彼女曰く、「酸っぱい」というのがジャワの料理ではほとんどないので、おそらくみんな抵抗があるのではないか?との意見でした。

確かにインドネシアにいて「Tahu(豆腐)」以外で酸っぱいと感じるものを食べたことはありません。彼女の意見に納得した次第です。

肝心のお好み焼きは「Bisa!! (大丈夫)」とのことでしたので、料理人としてひとまず胸をなでおろしたのであります。

おそらく味の素のような大企業がマヨネーズを手掛けるにはそれなりのマーケティングリサーチをして販売に踏み切ったのでしょう。

そういえばジャカルタでピザを食べた時にはマヨネーズのようなものが使われていました。私は中部ジャワの現状しか知らないのですが、ジャカルタでは意外とマヨネーズが普及しているのかもしれません。

いずれにしても、インドネシアでマヨネーズを販売するのはとてもビッグチャレンジだと思い、今日の新聞を読んで気分が明るくなりました。

いずれインドネシアで「マヨネーズ史」が編纂された場合、真っ先に味の素の功績が出てくれば素晴らしいなと思います。[full][/full]

 

 

 

これはインドネシアならではの調味料Sambalです。やみつきになる味です。[full][/full]

 

Samapi Jumpa Lagi,[full][/full]

Koki