インドネシア ジャムウとジャムは違います。


2012.7.23

ここ数日涼しい日が続きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

[full]数回固い話が続きましたので、今回多少やわらかめの話に脱線したいと思います。[/full]

昨日、インドネシアで買ったBatikシャツ(インドネシア独特の染色方法を施した布で作ったシャツ)を洗濯していたところ、糸のほつれが目立つようになり、まあ安く買ったのだからしょうがないか・・・・と思っていつつ、日本で買ったらどれくらいするのかと気になり、ネットサーフィンをすることにいたしました。

Patiで購入した価格がRp70.000(日本円で約¥700)。安い!!

[full]ちなみに、インドネシアでは数字の桁区切り表記が日本とは異なり、上記のRp70.000という表記の場合、七万ルピアになります。逆にたとえば、10.22という小数点表記をインドネシア式で書きたい場合は、10,22となります。つまりピリオド(.)と(,)が逆になっています。[/full]

いろいろネットで見ていると、結構あるのですね。正直、本気で購入してみようかと思ったくらいです。BatikからBatikへと検索しているといつの間にかBaliのホテルのWebにたどり着き、さらにうだうだネット内をさまよっていると、“Jamu”(ジャムウ)という言葉にヒットするようになりました。

多くがバリ雑貨屋を扱うページで、石鹸や化粧品のようなものをジャムウと呼んでいるようでした。バリではジャムウというと石鹸や化粧品のことを指すのでしょうか?

[full]ちなみに中部ジャワ州でジャムウといえば、写真の左側のような茶色い飲み物のことを指します。[/full]

味は…、濃いめの漢方薬に薄いパイナップルジュース、冷蔵庫にしばらく放置しておいたギリギリの豆乳、辛目のショウガと胡椒を混ぜたような味で、頼めば(もしあれば)Anggur Merah(アングール・メラ=赤ワイン)も少量入ります。

たいてい自転車に乗った人が、何事かを大きな声で叫びながら売っているか、道路に小さなWarung(ワルン=屋台)を置いて提供しています。

[full]複数のペットボトルにそれぞれ液体が入っており、それらを混ぜ合わせて作るのですが、前の人が使ったコップは洗わずに!![/full]

自転車にくくりつけてある布でコップを拭き…、次のお客さんに備えます。抜群の経済性を誇ります。

1年以上中部ジャワに滞在していると、もうここら辺の事情はだいたい慣れてきます。

[full]しかし何度飲んでもこの味には慣れることができないのです。かといって友人が好意で買ってくれたものを断るわけにもいかず、いつもTerima kasih(トゥリマカシ~=ありがとう)と弱めに言って気合で飲み干します。[/full]

常々インドネシア人と日本人の味覚には、ある部分で決定的な違いがあると思っていたのですが、ジャムウはその一つと思っています。相棒のイカサン(Ikhsan Ristianto)に「インドネシア人はこの味についてどう思うのかね?」と聞いたところ、「さほどうまくはないが、決して不味いとは感じていない」とのコメント。

ウム~やはり何かが違うのですよ。たぶん。

[full]以前イカサンと彼のワイフに、私が手間暇かけて作った渾身のカレーを食してもらったことがあったのですが、二人とも、見事に、ちょうど2口食べてあとは手を付けませんでした。合計4さじ。「今日はボクもワイフもさっき朝ごはん食べたばかりなので・・・・」と。12:30頃に。[/full]

結構優しいのですよ。

[full]この飲み物は、健康のための飲み物として多くの人々から支持を得ており。主に「風邪を引いた」、「疲れた」時に飲まれています。ただ単にジャムウが好きという人も結構いるようです!?[/full]

ちなみに写真の右側はショウガ湯、真ん中はショウガキャンディーです。ジャムウとの3点セットで確かRp12.000(約¥120)だったと記憶しています。1.5LのミネラルウォーターがコンビニでRp3.500(約¥35)位ですので、ジャムウ3点セットは結構高めの値段です。

ジャムウ3点セットのジャムウ抜きは結構いけます。

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Sampai Jumpa lagi!!
Koki

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