インドネシア タピオカのビジネス1


2012.8.10

日本に戻ってきたときも、Patiにいる相棒のイカサンと連絡はほぼ毎日取り合っています。

 

ほとんどが現在のプロジェクトの進捗やそれに対する対策等の話なのですが、たまに「投資」の話も出てきます。もちろんインドネシア滞在中はいろんな人が投資の話を持ってきます。

 

基本的に私自身があまりこういった類の話を信じてはいないのですが、一応話だけは聞くようにしています。イカサンにもとりあえず誰かが話を持って来れば知らせてほしいと依頼をしています。

 

ほとんどの話が、実態がよく見えずにいわゆる「私にお金を預けていただければ・・・・。」といった類の話です。

 

Pati県の中にJuwanaという町があります。Patiの市街から車で20分程度の場所に位置します。中部ジャワでも有名な漁港なのですが、塩の生産が盛んなことでも知られています。

 

Juwana近辺では乾季になると辺りに塩田が現れ、あたり一帯が真っ白になります。インドネシアでは乾季中はほとんど雨が降りませんので、気候は塩の乾燥に適しています。塩田に付随している小屋で塩を精製おり、大規模な精製工場は存在しないのですが、小規模の精製工場がかなりたくさんあります。

 

先日ある食材調査のため、イカサンにJuwanaに行くよう依頼をしました。

 

この食材の話とは別に、Juwanaでイカサンが拾ってきた話の中に「塩への投資」がありました。

 

曰く、「塩を買う→専門の倉庫に預けておく→値段が上がったところで売る→あなたは30%の利益を得ることが出来る!!」。つまり先物取引です。

 

話だけは聞くようにするのが私のスタンスであります。

 

ところで先般、このブログでも記載しましたが、確かにインドネシアでは食料品の需要は全体的に伸びており、今後も伸びる方向にあるはずです。

 

ジャワ島はインドネシアの中では穀倉地帯になります。たとえばスマトラ島やスラウェシ島など、ほかの島しょ部にも穀物がジャワ島から供給されています。

 

確かにPati近辺を見ているとサトウキビ、大豆、米など広大な畑、水田が広がっています。

 

投資の話とは関係なしに、いずれはこういった穀物関係のビジネスもPatiで手掛けてゆければと考えております。

 

その中で、いまイカサンと検討しているのがタピオカのビジネスであります。

 

実は”Pati”とはジャワ語で”タピオカ”を意味します。

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 この章で記載したToko Kecilでタピオカを購入するときは、マダムに”Saya mau Pati(タピオカが欲しいです)”と言えば喜んで白い粉を出してくれます。

 

インドネシアにわたる前、タピオカと言えば、「タピオカプリン」しか思い浮かべることが出来ませんでした。しかも私、タピオカプリンはまだ食べたことがありません。

 

名前だけはよく聞くタピオカですが、いったいタピオカって??

 

次回もタピオカの話が続きます。

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Patiの街から5分くらい車で行ったところにあるサトウキビ畑です。5月くらいから一斉に収穫が始まります。この写真を撮影したのは12月頃でしたので、収穫からおおよそ半年くらいたったところです。

 

Sampai Jumpa Lagi,
Koki