2012.8.27
「日本のベンチャーキャピタルがインドネシアで有望株探し」
という見出しが今朝の日経新聞に出ていました。取り上げられていたのは「リブライトパートナーズ」というベンチャーキャピタルです。
こういったベンチャーキャピタルがどうやって有望株を探すのかな?と興味があります。
実はPT. LINTAS JAYA ABADIの会社のWebサイトを制作してくれるWebデザイナーを探していたところ、ジャカルタに在住している写真家の友人が一人の起業家を紹介してくれました。
彼の本業はスマートフォンのアプリケーション開発で、主にブラックベリーのアプリケーションの開発をしているとのことでした。
結局価格がかなり高く、弊社のWebはSemarang近郊のDemakという街に住むフリーのデザイナーに頼んだのですが、ジャカルタの起業家で印象に残っているのは彼の英語が非常に流暢だったことです。
私のインドネシア語がたどたどしく、結局英語で打ち合わせをすることになったのですが、ネイティブスピーカーのような英語を話すので「帰国子女ですか?」と聞いたところ、外国には一度も行ったことがなく、独学で勉強したとのことでした。
ブラックベリーのアプリケーション開発の会議では会話は英語が基本語となっており、若手のソフト開発の起業家などはほぼ英語を話すことが出来るそうです。そのため日本のベンチャーキャピタルがインドネシアに進出しても言葉で苦労することはあまりないだろうなと言う気がしています。
写真家の友人が言うには、ジャカルタではどんどんこういった一匹狼の起業家が出てきており、企業にコネのないが優秀な学生などは、ネットベンチャーをすぐに起こすそうです。
インドネシアはご存じのとおりフェイスブック大国です。もともとの人口が多いのもさることながら彼らはこういったSNSでの自己表現、友人のつながりを非常に好みます。そのため仕事で知り合ったインドネシア人からは結構すぐに友人申請が来ます。
ジャカルタに在住している友人から以前「中古パソコンを50台すぐに入手できないか?」との話がありました。
どうするのか?と聞いたところ、「Warnet(ワルネット=インターネットカフェ)をすぐにでもやりたい。場所は見つけた」と。
金はあるのか?「金はない」と。
ジャカルタではWarnetがものすごい勢いで増えているらしく、今はWarnet+α、たとえばWarnetでたこ焼きも食べることが出来る。漫画も読めます。という付加価値型Warnetがはやりだと言っていました。
PatiでもWarnetは結構ありますが、個室でインターネットをするスタイルです。1時間の利用料が確かRp4.000(約40円)で、私も何度か利用したことがあります。ほとんどが中高生で、たいてい満員です。
インドネシアはこれからどんどん若い人口が増えてゆくので、当然インターネット利用者が増加します。
会社のWebを作り終えた頃、突然知らない会社からメールが入りました。
曰く、「あなたの会社の製品をインターネットで宣伝してあげます」。いわゆるネット広告代理店です。
PatiではWarnet以外で、ケーブルでインターネットに接続している場所はおそらくかなり少ないでしょう。通常はこういったモデムを利用してインターネットに接続しています。
しかしながら接続状況はあまりよくありません。
そのため、Wi-Fiの接続を販売する人もいます。ネットビジネスはソフト関連以外でも、こういったネットに接続するためのビジネスなども今後有望と思います。
おそらくインドネシアに行ったことのない方で、しばらくの間滞在が必要な方は、「どうやってネットに接続するんだ?」と思われるかもしれません。
今度インドネシアでの一般的なネット接続方法についてブログを書きたいと思います。
Sampai
Jumpa Lagi,
Koki