2012.8.22
インドネシア料理は辛いものが多く、インドネシアで起業した当初はまず食べ物で躓きました。
実は私自身、もともと辛いものが得意ではなく、インドネシアにわたる前、たとえばカレーであれば甘口で十分といった嗜好の持ち主でした。
日本にいる時に何件かインドネシア料理の店に行ったことがあったのですが、どの料理店のインドネシア料理もおいしいです。
インドネシアに行ったことのある友人は、「本場のインドネシア料理はあまりおいしくない」と言っていたのですが、日本でインドネシア料理を食べている限りでは「これなら問題なくインドネシアでやっていける!!」と確信したのを覚えています。
ところが、期待とは裏腹に、実際に中部ジャワに入り現地の食事をしてみると、はっきり言って全く私の口に合わず、「あの日本で食べた料理はなんだったのか??」とショックを受けました。
日本で食べるインドネシア料理は、ひょっとしたらバリ島の料理がベースになっている可能性もありますので、どちらが本場で・・・・。という議論は意味のないものになるわけであります。バリも中部ジャワもインドネシアには変わりありません。
起業当時、最初の1カ月間は残念ながら全く中部ジャワの料理になじむことは出来ませんでした。インドネシアで起業したにもかかわらず、地元の料理をおいしく食べることが出来ないというのは、あまり良くないことであります。
しかしながら、唯一「これはおいしい!!」と思った料理が、Bakwan(バワン)というものです。
日本料理に例えると、「からっとしていないかき揚げ」もしくは「かみごたえのない薩摩揚げ」という感じです。こんな感じの食べ物になります。日本ではお目にかかることがないものであります。
これはインドネシアの一般的な家庭料理で、Warung(ワルン=屋台)でもたまに売っています。
起業して1カ月を過ぎた頃あたりから、何とかインドネシア料理(中部ジャワの味付けの料理と言ったほうがよいかもしれません)にもおおよそ慣れ、幸いなことに、ほとんどの料理を問題なく食べることが出来るようになりました。
中部ジャワの料理は、今ではどれもおいしく食べることが出来るのですが、その中でも、今もBakwanが最も好きな部類に属するのは変わりなく、相棒のイカサンや仕事関連の人が彼らの自宅に私を食事に招待する際には、私がBakwan好きというのを知っているので、たいてい食卓にはBakwanを用意してくれています。
ありがたいことです。
自宅兼事務所があるPanjunanの近所に夕方から始まる揚げ物専門のWarungがあり、週に4回くらいはそのWarungでBakwanを買って家で食べています。
1枚=Rp700(約7円)。安い!!
これはPanjunanのWarungで買ってきたBakwanの写真です。
この写真をご覧になると、緑色の唐辛子が入っているのがお分かりかと思います。
この唐辛子をかじりながらBakwanを食べるというのが一般的なBakwanの食べ方で、このWarungではBakwanを購入するとBakwan1個につき1個くらいの割合で青唐辛子がついてきます。
さて、問題はこの「青唐辛子」です。
中部ジャワではこれを「Lombok Hijo(ロンボッ イジョー)」(Lombok=唐辛子 Hijo=緑)と言っています。
次回、表題の口内炎の話に参りたいと思います。
Sampai Jumpa Lagi!!
Koki