2012.11.16
本日の日経新聞の朝刊で、カルビーの記事がでておりました。内容は工場のラインを合理化させたことにより、利益向上。ジョンソン・アンド・ジョンソンから招いた松本会長の活躍というものでした。
コンビニやスーパーの陳列棚、そしてカルビーのWebを見てみると、以前はポテトチップスやかっぱえびせんメインだったものが、今では品ぞろえも豊富になり、1アイテムに対する味のレパートリーも増えとても魅力的に映ります。
かっぱえびせん「めんたいマヨ味」!?
カルビーのWebで発見しました。コンビニで見つけたら迷わず買うでしょう。
こういったいわゆるポテトベースのスナック菓子というのは、インドネシアであまり普及していないような気がしております。少なくとも中部ジャワのコンビニで見かけることは珍しいと思います。当然Pasar(市場)で販売しているのは見たことがありません。
この類の一般的なお菓子というのは、この章で記載したようなDua Kelinciのピーナツ菓子のようなものがメインで、ポテトチップスのようなものではありません。
Dua Kelinciのピーナツスナックです。結構おいしいです。
ただし”Ubi Goreng”(ウビ=紫芋 Goreng=揚げる)というものは一般的なお菓子として存在します。
これは、厚手のポテトチップスという感じの形をしておりますが、カルビーのような味付けはしておりません。ただ紫芋を薄く切って揚げただけのものになります。素朴な味で私の好物の一つでもあります。
ところで日本のポテトチップスやじゃがりこ、日本に住むインドネシア人の多くは大好物です。そして彼らがインドネシアに行く際にお土産として買ってゆくものの一つがこういった類のスナック菓子です。
インドネシアでは珍しい味のため、私がインドネシアに行く際もPanjunanでお世話になっている皆さんにはこういったお菓子を持ってゆきたいのですが、残念ながら持って行けません。
なぜかというと、使用されている油や調味料が気になるのです。つまりポテトはHalalで問題はないのですが、揚げる際に使用されている油や味付けの材料がHalalかどうかわからないのです。
Halalとはイスラム教徒が口にしても許される食べ物のことになります。例えば豚肉やアルコールはHalal(許される)ではないということは、イスラム教徒ではなくとも広く一般に知られております。
イスラム教徒がイスラム教徒にお土産として何か食べ物を買う場合、受け取るほうは特に何も考えずに受け取るでしょう。渡すほうが教義を熟知しているため、彼らがHaram(Halalの反対。つまり許されていないもの)な食品を渡すはずがないと知っているからです。
ところが、異教徒がイスラム教徒にお土産を渡す際、受け取るほうは必ず用心します。
例えば「チョコレート」のようなものであれば、だれでも知っているものなので、問題はないのですが、ポテトチップスのようなあまり知られていないものをお土産として渡す場合、気を付ける必要があります。
以前、「ふりかけ」がインドネシア人にお土産として人気があると聞いて、スーパーでふりかけを購入しようとしたことがあります。確かにこのふりかけのようなものはインドネシアでは見つけることは出来ず、「ごはん好き」のインドネシア人には非常にもってこいのお土産です。
しかしながら、パッケージの裏面を良く見てみると、豚肉由来の成分が使用されているものもあり、念のためスーパーで購入するのをやめることにしました。
こういったお土産に気を使うのも、イスラム教徒が大部分を占めるインドネシアであれば、必要になって参ります。
いずれにしても、もしHalal認証をインドネシアで取得した「ポテトチップス」や「じゃがりこ」のような味のスナック菓子がインドネシアに登場すれば、爆発的に広まるのではないかと思う次第です。
ちなみに、用心深い性格の私がいつもお土産として買ってゆくのは、やはりチョコレートでございます。
毎回同じチョコレートでも、相棒のイカサンの家族を始めPanjunan村の人々からの評判は上々なのであります。
これはトウモロコシから出来たお菓子なのですが、中部ジャワでお菓子といえばこういったものが一般的です。
Sampai Jumpa Lagi,[full][/full]
Koki