インドネシア 味の素のナシゴレン


2012.9.19

貿易会社という仕事柄、常々「インドネシアにあって日本にないもの、サービス」そしてその逆も考えます。

昨日、インドネシアでは非常に身近にあって日本ではまずお目にかかることがないものがふと思い浮かびました。

皆様の中でインドネシアをよくご存じのない方もたくさんおられると思いますが、「ナシゴレン」という言葉は聞いたことがある方はいらっしゃるかと思います。

ナシ=Nasi(ごはん) ゴレン=Goreng(炒める)

つまりインドネシア版のチャーハンになります。このナシゴレン、インドネシアの名物だけあってどのWarung(屋台)で食べても外れはありません。インドネシア人はナシゴレンとクロポッ(インドネシア版せんべい)を一緒に食べるのが大好きです。

実は私がナシゴレンを食べたのはインドネシアで起業してからかなりたっており、初めてのナシゴレンはLuboyo村に住んでいる時、隣のTiny奥さんがご馳走してくれたものでした。

私自身、料理が好きでインドネシアで生活している際はほとんど自炊をしています。

Tiniさんのナシゴレン、かなりおいしかったのでどうやって作るのか聞いたところ、「日本人のアンタにはチト難しいかもしれないので、Toko Kecilのマダムに粉くれって言えば粉くれるよ」とのこと。 「粉??

その足でToko Kecilのマダムに「ナシゴレンの粉ありますか?」と聞いたところ、出してきたくれたのがこの“Sajiku NASI GORENG”でした。1袋たしかRp2.000くらいだったと記憶しています。 このSajiku NASI GORENG、とてもおいしく、その後4日にわたり、Toko Kecilで買い続けたところ、5日目には売り切れてしまい、マダムから「アンタ、味の素って日本の会社だろ? 粉、日本にないのかい?」と言われる始末。

日本に帰るときは必ず自分用に大量に購入します。 インドネシアであれば、Toko Kecilでは必ずといっていいほどおいてあるナシゴレンの粉ですが、そういえば日本では見ないなと、昨日ふと思ったのでありました。

昨晩インターネットで「味の素、インドネシアに新工場」というニュースを発見いたしました。インドネシア国内用だけではなく、中東、アフリカへの輸出拠点としての役割も果たすそうです。ついでに日本にナシゴレンの粉を輸入してくれたら大変ありがたい!!とこのニュースを見て思った次第です。

Sajiku NASI GORENGの裏側の成分内容を見ると、“タピオカ”は無いようですが、通常こういった調味料にはタピオカが多く使用されると聞いています。

このニュースを見た相棒のイカサンがまた無謀なタピオカの投資話を持ってくるのではないかと、今から心配です。

Sampai Jumpa Lagi,
Koki