2012.12.16
バリ島に旅行に行った友人からもらうお土産の多くは雑貨やお菓子などですが、たまにMie Instan(Mie=麺 Instan=インスタント)を買ってきてくれる人がいます。
このMie Instan、基本的に日本のインスタントラーメンと同じなのですが、スープは独特の香辛料の味付けで、最初は慣れない味に戸惑いますが、慣れてくると自分なりのアレンジをして楽しむことが出来ます。私はKecap Manis(インドネシアの甘辛ソース)とKecap Pedas(インドネシアの唐辛子ソース)をかけて食べるのがお気に入りの食べ方です。何ともいえないコクと辛さそして香辛料で日本では味わうことの出来ないインスタントラーメンに仕上がります。
お土産にMie Instanも大変ありがたいのですが、LJAインドネシアがある中部ジャワにも有名なお土産があります。この地方、ジャカルタやバリ島ほどには日本人になじみはなく、インドネシアの中でも観光地としての位置づけではありません。主な産業はコーヒーやサトウキビ、米、野菜などの農業、漁業が中心になりますが、いくつかの全国的に有名な特産品、お土産品が存在します。その一つがJenang Kudus(ジュナン・クドゥス)です。Jenangとはインドネシア語でゼリーもしくは餅のようなものを指します。Kudusは土地の名前で、Patiの隣県になります。
外見はこのような感じです。製造会社のWebはこちらになります。
また、中身はこの写真の左側のフィルムに包まれている茶色の短い棒状のものになります。こちらはこのWebからの写真です。
このJenang Kudus、中部ジャワ州の州都スマランのお土産屋に行けばだいたいどこでも販売しており、お土産の中では人気上位であると思われます。
ところでこの味ですが、ズバリ「コーヒー味」の餅といった感じです。日本ではなかなかお目にかかることのできない味で、ハマると結構癖になります。この“Mubarok”というのはJenang Kudusの有名なブランド名ですが、普通のPasar(市場)でも自家製Jenang Kudusが販売されています。私もしばしばPasarで自家製のものを購入しています。
ところでこのお菓子に合う飲み物はコーヒー味というだけあって、何といってもコーヒーです。ご存じの通りインドネシアは世界でも有数なコーヒーの産地であります。そのためインスタントコーヒーも200gでRp10.000(日本円で約100円)しないくらいの格安の値段で手に入れることが出来ます。
LJAインドネシアではインドネシアのインスタントコーヒーの10倍以上の価格で取引をされているKopi Luwak(コピ・ルアック=ジャコウネコのフンを精製して得られたインドネシアの特産コーヒー)を扱っていますが、このインスタントコーヒーもコピルアックもインドネシアでの飲み方は独特です。
インドネシアのコーヒーの飲み方を簡単にいえば、コーヒーの粉をドサッとコーヒーカップの中に入れお湯を注げば出来上がりという単純なものです。通常ですと紙のフィルターにコーヒー粉を入れ、その上にお湯をかけてコーヒーの液体を抽出するわけなのですが、この工程がありません。
「粉が口の中に入るのではないか??」と思われるでしょう。ごもっともです。カップにお湯を注いだすぐあとはまだ粉が浮いている状態で、このままコーヒーを口に入れれば粉が入ってきてしまいます。そのためこの粉が下に沈むのをしばらく待ってから飲むわけです。
また、粉の粒子が粗いと浮力で浮いてきてしまいなかなか沈まないので、粉の粒子は非常に細く挽いてあります。
こちら(上)がインドネシアのインスタントコーヒー粉です。
そしてこちらが日本の中挽きのコーヒー粉になります。
両方を見比べてみると違いがお分かりかと思いますが、例えていえばインドネシアコーヒー粉はサラサラの砂糖、中挽き粉はコショウ粒くらいの差があるかと思います。
弊社のオリジナルブランドのKoki’s Kopi Luwakのブログでもインドネシア式コーヒーの飲み方を紹介しております。ご興味のおありの方は是非ご覧いただければと思います。
先週からKoki’s Kopi LuwakのECサイトがオープンしましたのですが、コピルアックに関するブログも書いております。LJAインドネシアとLJA JAPANでコピルアックの製造から販売まで行っているビジネススタイルで、いわゆるコピルアックの「買い付け」とは異なります。
近いうちに弊社が行っておりますKopi Luwakのビジネスに関しましてもこのブログに記載してまいりたいと思います。
よろしくお願いいたします。
Sampai Jumpa Lagi,
Koki