2012.11.01
もともと私、辛いものが大の苦手で、カレーもお子様レベルの甘口を好みます。
ところがインドネシア料理というのはほとんどが辛口料理で、しばらく慣れるのに苦労しました。日本にあるインドネシア料理店、味はおいしいのですが、辛さはおそらく日本人向けに調整しているはずです。
慣れたとはいえ辛口はやはり辛口でしかなく、日本に滞在している間はやはり甘口に戻るのであります。
しかし、しばらく日本にいると発作的に辛い料理を食べたくなることがしばしばあり、そのような時は普通の「辛い」では満足することが出来ず、「激辛」を探すことになります。ちょうどインドネシアでいつも食べているあの辛さです。
そんな発作が襲ってきたある日、どこかで激辛のラーメンを食べたいと思い立ち、かといってあまり街のグルメには詳しくない為、Googleで、横浜、ラーメン、激辛と入れてみるといくつも候補のラーメン店があがってきました。
そのいくつかは「食べログ」にヒットしたものでした。その時初めて食べログの存在を知ったのですが、これはなかなか便利です。とくに来店客のコメントを見ることが出来るのが秀逸です。
たまたま食べログでヒットしたラーメン店が私にとっては手ごろな激辛具合だったため、それ以来食べログを利用する機会が増えました。
残念ながら、先般この食べログのやらせコメントが問題になっていました。私自身このやらせコメントと思われる評判で一度引っかかったことがあります。好評価にもかかわらず明らかに味は??でした。
そんなマイナス面はあるものの、確かにこの食べログのサービスは非常に便利だと感じています。
ところで今日の日経新聞を見ていて、面白い記事がありました。食べログではないのですが、ぐるナビに関するサービスの記事です。私も以前はぐるナビで店を予約することが良くありました。
内容は、「製薬会社のMRが医師と打ち合わせをする際に弁当を購入することが多い。その需要をぐるナビのシステムで取り込む」
つまり、MRがぐるナビで弁当を注文し請求書はMRの製薬会社に回すという方式らしいのですが、何がすごいかというと、「MRが医師と打ち合わせをする際には弁当を頼むことが多い」という需要を発見するのがすごいです。
忙しい医者に製薬会社の営業が会ってもらうとしたら昼休みくらいしかないのでしょう。しかも手土産なしというわけにはいかないのだと思います。しかも外回りのMRならスマホを持っている可能性が高く、ぐるナビのようなインターネットのビジネスとも相性がいいことになります。
インドネシアでこういったぐるナビや食べログのようなサービスを見かけることはありません。なぜならインターネットが日本ほど普及していないため、ネット人口が圧倒的に少ないからだと思います。
しかし、今後確実にインターネットを使用する人口は増えてくるはずです。それに伴い、インターネットにまつわるサービス、特に食べログやぐるナビのような「インターネットのマーケティングサービス」というのは今後盛り上がってくるのではないでしょうか。
最近インドネシアでは、インターネットを利用してショッピングをするという人も徐々に増えつつあるようです。地方都市ではジャカルタのように幾種類もの店があるわけではなく、何か欲しいものがあっても手に入らないケースがあります。
例えば、「日本のアイドルが着ていたあの服を絶対欲しい!!」と思ってもPatiでは買うことが出来ない為、インターネットを駆使してそのアイドル服を探すのであります。
インドネシアは世界で2番目にFacebookの利用人口が多いと言われています。おそらくネットとインドネシア人の性質というのはなじみやすいのではないかと思います。
現在はLJA JAPANとLJA インドネシアは貿易業がメインではありますが、こういったビジネスチャンスもこれからどんどん見つけてゆきたいと思います。
激辛のSambal(サンバル)です。
横にいるイカサンが熱心にPCを見ながら私に言いました。「ねえ、いまインドネシアで一番ホットなネットショップって何か知ってる? これだよ」。
彼のPCを覗き込むとインドネシア版のバイアグラが画面いっぱいに並んでいました。「伝統の」とか「秘伝の」とか・・・・。
先回りして、私は彼に言いました「絶対に日本では売れないからな」。
「ああ、そうなんだ・・・・」。彼が考えていたのは、どうやらそういうことではないようでした。画面にくぎ付けになるイカサンを放置し、コピルアックを飲むことにしました。
Sampai Jumpa Lagi,[full][/full]
Koki